link-rink’s blog

洋服屋さんです。

就活のお話。

 

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これを読んで、ちょっと自分語りをしたくなりました。




私は、”就職超氷河期”と言われた時期に、新卒の就職活動をしました。




放送サークルに入ってたこともあって、大学3年のときに、マスコミ業界への就職を目指す講座に在籍しました。現役で働いている人が講義の先生をしたり、コネをつくることもできたりと、かなり実践的な講座です。


ここで出される課題が自分に合ってたせいか、私は周囲から「誰よりも先に就職が決まるんじゃないか」なんて声を掛けていただいたりもしました。




ところが、就活本番が始まり、狙っていた大手企業に落ちました。
その後は、同じマスコミ業界でもあまり名前が知られていない会社にも、履歴書を出し始めます。
いくつかの会社を同時に受けていきます。
書類審査、筆記試験、面接と話が進んでいくと、ふとこれが自分の本当にやりたいことなのかと悩み始めました。




この時期に悩むなんて、ということにさらに悩み始めました。




そんな中、教育実習の時期が近づき、私はそれまでに進めていた就職活動はいったん全てやめることにしました。
教育実習ではかつて所属していた部活動の様子ものぞいたり、テストの作成を手伝ったり。
一緒に実習を行った人は3人いましたが、やはり教員になることを目指していました。
私は生徒たちに「先生になるの?」と聞かれたときに、「先生がいろんなことを知っていた方が絶対生徒にとってもいいことがある。だから先生になる前に会社に就職していろんなことを経験したい」と話していました。
生徒たちの手前でちょっぴり先生ヅラをしてたかもしれません。でも、これが正直な気持ちでした。
「そうだ、私は教職の授業を取っていたけれども、やはり何かを作りだした。それを人に紹介して広げる仕事をしたい」ということを改めて思い出しました。



それからの就職活動ではやりたいことが見えたと思っていました。
それでもまだまだピントがずれていたようです。




あるテレビ番組の制作会社では具体的な企画を持ち込み、「それはウチがやることじゃないね」などと最終面接の面接官に言われ、企画の持ち込み先として会社を紹介されました。
早く就職活動を終えたいという一心だった私は、とてもショックでした。もう一度履歴書の提出から始めるということが、とてもつらくなっていました。



目的が「どこでもいいから入社」になり、そのときの私は焦っていました。
それは、マスコミ講座のメンバーたちが、次々とマスコミに就職が決まってきたことへの焦りもありました。




こんな感じで、私の大学4年生と言う時期は、就活がとにかく大変でした。
企業が募集をあまりしていなかったという事情もありましたが、仕事として考えていられなかったこと、これで就職していいのかと気持ちが揺らいでいたことが何よりも問題だったと、後付けながら今では思っています。
学校側の「課題」として提出されたものには、優秀な成績をいただくことができたのですから。しかし、課題ではなく、人物を見る「就活」には、残念ながら通用しませんでした。




最後に選んだところは、あっけないほど簡単に内定がでました。
会社については面接を受けながら調べたのですが、その会社で自分が活躍できそうなことを見付けて、それについて正直に等身大の自分の回答を出せたことがよかったのだと思います。




ちなみに、当初目指していたマスコミではありませんでした。




増田さんも悩みは尽きないと思いますが、就活は自分自身を見つめなおすチャンスでもあるので、この機会にじっくりと考えてみてもいいかなと思います。
どうか、頑張ってください。